バースター(クラッカー)工法

概要説明

写真:バースター工法

バースター(クラッカー)工法とは、コアーボーリング(φ128)により 穿孔した孔にバースターヘッドを挿入し、コンクリート構造物を静かに壊す静的破砕工法です。

主に地中基礎や厚さ300mm以上の壁や床のコンクリートを解体する際に、力を発揮します。

最大で250tの圧力でコンクリート構造物にクラックを入れることができるため、静的破砕工法として、近隣への騒音の配慮が必要な現場で取り入れられることが増えています。基本的に鉄筋は切断できませんが、細い鉄筋や鉄筋の入っている位置によっては引きちぎってしまいます。


主な用途

写真:バースター工法

  • 立体駐車場基礎の解体
  • 建物地中基礎や地中梁の静的解体
  • ダムの解体工事
  • 金庫室の静かな解体
  • コンクリート土間の解体
  • 大型機械基礎の解体 など


ビルや大型構造物の基礎コンクリート、港湾・河川などの無菌コンクリート障害物の粉砕工事・解体作業などで使用されます。


特徴・メリット

1.近隣に配慮した安全な施工

バースターヘッド1つに当たり108トン~250トンの圧力をかけて解体を行いますが、重機との相判作業により効率よく防塵・無振動・低騒音での施工が可能です。


2.部分的な撤去が可能

部分的な障害物(コンクリートなど)のみ撤去することも可能です。


3.狭い場所でも施工可能

機械自体も軽量化が進んでおり、作業スペースが確保しづらい狭い場所でも問題なく施工可能です。